九州を(ほぼ)一周してきました 1日目 ― 2010年09月04日 22時21分24秒
なぜか大学のサークルのつてで羽田-大分の往復航空券を安価で入手できてしまったため、突発的に九州に行ってきました。
…と言っても、入手が確定したのがフライト前日という慌ただしさで、その日の帰りにコンパス時刻表を買い求め、急ごしらえで旅程を考え、ネットで2泊分の宿を確保、その他もろもろの準備をしていたら朝になっていました。
…と言っても、入手が確定したのがフライト前日という慌ただしさで、その日の帰りにコンパス時刻表を買い求め、急ごしらえで旅程を考え、ネットで2泊分の宿を確保、その他もろもろの準備をしていたら朝になっていました。
大分空港から高速バスで別府駅まで向かいます。
別府駅でバスを降りて見上げたらいきなり憧れの885系『かもめ』車両が入線! 間違いない、ここは九州!
九州で初めて乗ることになった列車は『にちりん(ハイパーサルーン)』でした。
この列車で一路、宮崎へ向かいます。三時間半の長旅です。
大分市を華麗にスルー。
そして列車はひたすら南に向かいます。
はじめの1時間ぐらいは九州の列車に乗れた喜びでいっぱいでしたが、さすがにちょっと飽きてきてまどろんでいました。すると車窓に謎の高架が…
そして列車はひたすら南に向かいます。
はじめの1時間ぐらいは九州の列車に乗れた喜びでいっぱいでしたが、さすがにちょっと飽きてきてまどろんでいました。すると車窓に謎の高架が…
…ってこれリニア実験線じゃん! 眠気は一気に吹き飛び、夢中でシャッターを切りました。
シーガイアは本当にあったんだ!
宮崎の遺跡群にすっかり魅せられたわたくし。
そして列車は宮崎駅に到着しました。
宮崎の遺跡群にすっかり魅せられたわたくし。
そして列車は宮崎駅に到着しました。
あきらかに植生がおかしいです、宮崎。
しかし市内観光には目もくれず、日南線のワンマン列車でさらに南へ二駅。
しかし市内観光には目もくれず、日南線のワンマン列車でさらに南へ二駅。
田吉駅に到着です。簡易待合室があるだけの無人駅です。
なぜこの駅に来たかというと…
海幸山幸キター!
前日に時刻表を使って大分空港到着時刻から計算したところ、この駅でつかまえるのがギリギリの線だったのです。
乗り込んで最前列の席に座ると、ほどなくアテンダントさんが来て車内精算してくれました。わずか二駅分ですが車内探検を楽しみます。
前日に時刻表を使って大分空港到着時刻から計算したところ、この駅でつかまえるのがギリギリの線だったのです。
乗り込んで最前列の席に座ると、ほどなくアテンダントさんが来て車内精算してくれました。わずか二駅分ですが車内探検を楽しみます。
するとアテンダントさんが話しかけてきて、へー東京から来たんですかー馬鹿じゃねーのみたいなやりとりをしているうちに(してません)、「せっかくですから、写真をお撮りしましょうか?」ということに。
断るに断れず、こんな恥ずかしい写真を撮られてしまいました(放送禁止人物のためモザイク処理しております)。まあ、これはこれで良い思い出になりましたが…。
その後、乗車証明書をいただいたり、南宮崎駅の交換待ちで撮影タイムがあったりと、たった二駅分ながら大いに楽しめました。
そして再び宮崎に到着すると、余韻もそこそこに、10分後に発車する『きりしま』に飛び乗ります。
その後、乗車証明書をいただいたり、南宮崎駅の交換待ちで撮影タイムがあったりと、たった二駅分ながら大いに楽しめました。
そして再び宮崎に到着すると、余韻もそこそこに、10分後に発車する『きりしま』に飛び乗ります。
またも二時間の長旅です。
途中いくつかの街はあったものの、あとはひたすら山林という車窓風景は、関東平野に住まう者にはなかなか目にする機会のないものでした。
途中いくつかの街はあったものの、あとはひたすら山林という車窓風景は、関東平野に住まう者にはなかなか目にする機会のないものでした。
ふと窓枠を見ると、なんと複層ガラスではあーりませんか! 485系のくせに(ぉ
そうこうしているうちに鹿児島県に入ると、急に乗客が増えました。何事かと思っていたら…
そうこうしているうちに鹿児島県に入ると、急に乗客が増えました。何事かと思っていたら…
なるほど、花火大会なんてやってたんですね。
そして列車はついに鹿児島中央駅に到着。
昼から何も食べていなかったので、車窓から見えた王将にでも行こうかと思い(鹿児島まで来て王将かよ!)駅を出ると、ちょうどユートラムが走ってきたので激写!
よくよく考えてみると王将まで往復する時間なんかないじゃん…と思い直し、空腹を抱えたまま駅に戻ります。
そしていよいよ一日目のハイライト…
そう、ここは九州。
『つばめ』です!
しかもトップナンバー!
つばめ!!
指定席を買ったら、車両まるごとついてきたでござるの巻。
マジで終点まで1号車の客は自分一人でした…。
マジで終点まで1号車の客は自分一人でした…。
キヨスクで買った黒豚角煮弁当で至福のひととき。そう、ここは鹿児島。
新八代到着。
八代!
八代!
きっかり午後9時、新八代駅前の東横インにチェックインしました。
ひたすら列車に乗り続け、九州をほぼ半周した一日目の旅はここで終わりです。
ひたすら列車に乗り続け、九州をほぼ半周した一日目の旅はここで終わりです。
九州を(ほぼ)一周してきました 2日目 ― 2010年09月11日 23時23分06秒
翌朝の新八代周辺。コンビニでおやつでも買おうかと思ったらコンビニすらありませんでした…。
リレーつばめに乗って目指すは博多
…じゃなくて、途中の大牟田駅で下車します。
目的はもちろん「西鉄」初乗車です。
目的はもちろん「西鉄」初乗車です。
雑誌やネットで見るたびいつも縦横比がおかしいと思っていた西鉄の車両。それをこの目で確認しつつ、目指すは天神
…じゃなくて、途中の薬院駅で下車します。
目的はもちろん「七隈線」初乗車です。
目的はもちろん「七隈線」初乗車です。
天神南駅で緑色じゃない改札に切符を吸い込まれる罠にはまりつつ、天神駅から空港線で、今度こそ博多を目指します。
博多駅に到着です。
ちょwwwww何このチューチュートレーンwwwwwww
イロモノ列車はさておき、博多駅に来て最初に乗るべき列車といえばこれしかありません。
イロモノ列車はさておき、博多駅に来て最初に乗るべき列車といえばこれしかありません。
博多南線です。そして入線してきたのは…
まさかの500系! 東京口から撤退してもはや乗る機会はあるまいと思っていた500系にこんなところで乗れるとは…。
例の運転台もちゃんとありました。さすがに遊びませんでしたが。
博多南駅到着。ここって福岡市じゃなくて那珂川という町なんですね。しかし町といっても駅前はとても発展していました。久喜駅以上古河駅未満といった感じでしょうか。
本線高架~。
そして帰りの博多南線も同じ500系でした。途中、青磁色の列車とすれちがうというハプニングもありつつ、博多駅に戻ってまいりました。次に乗る列車の時刻まで小一時間、撮影タイムです。
そして帰りの博多南線も同じ500系でした。途中、青磁色の列車とすれちがうというハプニングもありつつ、博多駅に戻ってまいりました。次に乗る列車の時刻まで小一時間、撮影タイムです。
817系
787系ポ○モントレイン
811系
かもめとソニック
このソニック、ただのソニックではなかったのです…!
このソニック、ただのソニックではなかったのです…!
ちょwwwwwwwさっき広告で見たファーンファーンウィ(ry
ハウステンボス
813系
かもめと白いソニック
そうこうしているうちに、これから乗る「ゆふいんの森」が入線します。
そうこうしているうちに、これから乗る「ゆふいんの森」が入線します。
出発前日、会社で隣に座っている九州の人に「突然大分に行くことになったんですが、どこに泊まったらいいですかね?」と訪ねたところ、「絶対、別府よりも湯布院」という力強いご回答。しかも「湯布院で観光するなら明るいうちに」という助言もいただいたため、湯布院に17時前に到着するゆふいんの森5号に乗ることにした次第です。
突発旅行の割になぜか最前列げと。
久大本線を進んでゆくと、間もなく右手に慈恩の滝が見えますというアナウンスとともに減速するゆふいんの森号。
久大本線を進んでゆくと、間もなく右手に慈恩の滝が見えますというアナウンスとともに減速するゆふいんの森号。
慈恩の滝から手を振る人々。ジーク慈恩!
近代化産業遺産の豊後森機関庫です。手前は同じく近代化産業遺産のスカイラインです。うそです。
アテンダントさんが記念写真を撮りに来ました。また危うく撮られそうになりましたが今度は難(?)を逃れました。
そしてついに今日の目的地、由布院駅に到着です。
200DC
チェックイン時刻が迫っていたので、とりあえず宿に向かいます。
チェックイン時刻が迫っていたので、とりあえず宿に向かいます。
途中で見かけた旅館。
この名前に過剰反応している時点で負けです orz
チェックインしてお茶と和菓子で一服したあと、助言通り、明るいうちに近辺を散策しました。
この名前に過剰反応している時点で負けです orz
チェックインしてお茶と和菓子で一服したあと、助言通り、明るいうちに近辺を散策しました。
湯布院といえば駐屯地(ぇ
この後、敷地内に突入してばんぺいさんに追い出されたことは秘密です。
湯布院の日は暮れぬ…
夕食の前と後に温泉でお尻を養生し、豊後牛しゃぶしゃぶを堪能しました。
夜、コンパス時刻表を片手に翌日のプランを練りつつ、二日目の旅はここで終わります。
夕食の前と後に温泉でお尻を養生し、豊後牛しゃぶしゃぶを堪能しました。
夜、コンパス時刻表を片手に翌日のプランを練りつつ、二日目の旅はここで終わります。
九州を(ほぼ)一周してきました 3日目 ― 2010年09月18日 23時34分24秒
翌朝、チェックアウトの時刻まで、駅で入手したガイドマップを片手に周辺を散歩しました。
あさもやの由布岳。
観光地っぽい場所を一カ所ぐらいは訪ねておこうかと思い、金鱗湖という湖に向かったのですが…
観光地っぽい場所を一カ所ぐらいは訪ねておこうかと思い、金鱗湖という湖に向かったのですが…
行けども行けども湖は見えず…。
結局、山道を1kmぐらい上って、まるまる引き返して、さらに別方向に1kmほど歩いてやっと到着しました。
結局、山道を1kmぐらい上って、まるまる引き返して、さらに別方向に1kmほど歩いてやっと到着しました。
夢にまで見た(見てません)金鱗湖…。
博多へ戻るべく「ゆふDX」に乗車します。
ゆふDXのシートはリクライニングではありませんでした…。
前日の購入でしたが、なんとかパノラマシートの3列目を確保できました。
ゆふいんの森と異なり、慈恩の滝で減速することもなく――それどころか、アナウンスひとつなく――列車はただただエンジン音だけを響かせて久大本線を進んでゆきました。
そして再び博多の地に到着。
ゆふいんの森と異なり、慈恩の滝で減速することもなく――それどころか、アナウンスひとつなく――列車はただただエンジン音だけを響かせて久大本線を進んでゆきました。
そして再び博多の地に到着。
市内を軽く散策して駅に戻ります。
これも是非乗りたかったれる☆すたです。1駅だけ乗って小倉に向かいます。
小倉駅。
ああ…ほんとに天井すれすれ…。
もちろん乗車して車内からも天井すれすれを堪能。
いよいよ最終目的地、大分駅を目指します。
いよいよ最終目的地、大分駅を目指します。
ソニック25号で行橋まで。最終日にして振り子初乗車です。
中央付近の席で女性が爆睡していたため、私を含めて左列の乗客は座席を進行方向に回転させることができなかった罠。
行橋から鈍行で宇島まで行き、そこからソニック27号に乗車します。
中央付近の席で女性が爆睡していたため、私を含めて左列の乗客は座席を進行方向に回転させることができなかった罠。
行橋から鈍行で宇島まで行き、そこからソニック27号に乗車します。
シメは白いソニックの本革グリーン車で贅沢に…。
キヤノン駅…じゃなかった、大分駅に到着。
駅と空港でおみやげを買い込み、JAL機で東京に帰還しました。
駅と空港でおみやげを買い込み、JAL機で東京に帰還しました。
以上が私の九州初上陸の記録です。
長崎県に行けなかったこと、「かもめ」に乗れなかったことが心残りですが、それは次の機会のお楽しみということにしておきます。